診療時間/9:30~12:30、15:00~18:00 休診日/水曜午後・土曜午後・日曜・祝日

その他の症状
(耳鼻咽喉科)

風邪

  • 風邪の症状が出たら耳鼻咽喉科へ

    「風邪をひいたら内科」という認識はあると思いますが、鼻水や鼻づまり、喉や耳の痛みなどがある場合は耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。耳鼻咽喉科でも風邪に関しては内科同様の診療ができますし、耳、喉、鼻への対応に関して高い専門性を持っていますから、適切な処置ができます。
  • 風邪の原因

    「風邪」とは、ウイルスなどの微生物を原因として、発熱や頭痛のほか、喉や鼻に起こる炎症なども含む諸症状の総称です。
    風邪の原因となるウイルスや微生物は鼻や口から入って喉を通りますが、人体はウイルスに対抗するために、鼻や喉の粘膜で侵入物をキャッチし外部に出すシステムや、異物から身体を守る免疫機能を持っています。つまり鼻や喉はウイルスや微生物に対する防壁として重要な役目を持っているのです。
    鼻や喉に炎症が起こるのはウイルスと戦っている証拠なのですが、炎症が悪化するとつらい症状が出ます。耳鼻咽喉科は鼻や喉の診断や治療を得意としていますから、風邪をひいた際の初期段階でご来院いただくと、炎症を起こしている部位に有効な診療を受けやすいのです。
    ただし、風邪の症状が進行して肺や気管支に炎症が起こった場合は内科のほうが診療をしやすくなります。

インフルエンザ

  • インフルエンザの症状

    インフルエンザウイルスに感染、発症すると、まず高熱や筋肉痛、関節炎、倦怠感、食欲不振などの症状が現れ、1~3日程度続きます。その後、咳や鼻水、喉の痛みなどの呼吸器系の症状が出て、約1週間程度も悩まされることも少なくありません。発症から7~10日程度で軽快する例が多いですが、脳炎や肺炎、中耳炎や気管支炎などの合併症を起こすこともあります。
    風邪と混同して油断する人もいますが、症状が急激で高熱が出ること、全身の倦怠感や筋肉痛、関節痛があるので注意が必要です。
    例年11月~3月に流行することが多く、ウイルスがA~C型と3種類あるのも大きな特徴です。
  • インフルエンザの感染経路

    インフルエンザに感染する経路は、主として接触感染と飛沫感染の2つです。
    接触感染は、インフルエンザウイルスが付着した物品やドアノブなどを触った手を口、鼻、目などの粘膜部に運ぶことで起こります。
    飛沫感染は、感染者のくしゃみや咳で体内から出たインフルエンザウイルスを吸い込んで起こります。

    問診票はこちら

気管支喘息

  • 気管支喘息の症状

    気管支喘息は一般には喘息とだけ言われることもあります。
    症状が出ないときも気管支(気道)に炎症が起こっているため、ホコリやたばこの煙などほかの人にとって問題ない要因でも、発作につながります。またストレスが発作に関連することも知られています。
    発作時にはゼイゼイ、ヒューヒューという喘鳴が出たり、咳や痰に悩まされたりする場合もあります。
    発作は夜間に起こることが多く、軽微な場合もありますが、生命に関わるようなこともあるので注意が必要です。
  • 気管支喘息の原因

    気管支(気道)にアレルギーなどからくる炎症が起こって、空気の通り道が狭くなるのが気管支喘息の特徴です。
    お子様やアレルギー症状がある人に多い疾患ではありますが、大人でも発症しますし、粉や動物に関連する職業が要因となる場合もあります。また、アレルギー体質がなくても無縁というわけではありません。

咳喘息

  • 咳喘息の症状

    気管支喘息と異なり、ゼイゼイ、ヒューヒューといった喘鳴がなく、空咳が1ヶ月以上も続きます。痰や発熱はあまり見られず、呼吸困難も起こりません。
    気温差やたばこの煙が咳につながることがあり、夜間から明け方に激しく咳が出る例が見られます。
    喉にかすれや渇き、違和感が出ることがあり、長く話すことが苦痛になる場合があります。激しい咳で嘔吐感を覚えることもありますし、中には失神してしまうケースもないわけではありません。
    気管支喘息の前段階と位置付ける報告もありますので、放置せずに治療を受けることをおすすめします。

  • 咳喘息の感染経路

    咳喘息の発作要因は、温度差や湿度差、運動、ハウスダスト、ペットの毛、花粉、カビ、たばこの煙などがあります。

口腔乾燥症(口の乾き)

  • 口腔乾燥症の症状

    一般には「ドライマウス」とも呼ばれる疾患で、唾液の量が減って口の中が乾きやすくなることを言います。また、唾液の分泌量が減っていなくても口の渇きを自覚することが多い場合も口腔乾燥症に分類されます。
    そもそも唾液は1日に1リットル以上も分泌されるのが普通で、抗菌作用があるのでむし歯や歯周病を予防することに役立っています。また、食事をする際に、食べ物を消化器官に運びやすくする重要な役割を持っているので、唾液の分泌量が減るとさまざまな弊害が生じます。
    口腔内が乾燥すると歯垢ができやすいことでむし歯リスクが上がり、ねばねば感やひりひり感が出たり、口臭が気になったりもします。重症化するとさらに口臭はきつくなり、舌の表面にひび割れが出たり、痛みで飲食や会話がしにくくなったりすることもあり、眠れないような例も見られます。

  • 口腔乾燥症の原因

    唾液の減少は、加齢による口周辺の筋力の低下や、ストレスで交感神経が刺激され続けることなどが要因となって起こります。また日常的に口呼吸をしている人は、唾液が蒸発しやすいので口腔内が乾燥しがちになりますし、糖尿病やシェーグレン症候群にかかっていると、唾液の分泌量が減ることがわかっています。
    さらに、降圧薬や抗うつ薬、鎮痛剤や抗パーキンソン薬などの薬剤の副作用で、唾液の分泌量が減ることもあります。

発熱外来

熱が出てお困りの際は、ぜひ当院にご連絡ください。
当院では発熱外来の窓口を設けており、熱でお困りになっている患者様に対し適切な診療を行います。
また、「身体がつらくて病院に行けない」「病院はいろいろな病気の人がいるから不安」という方のために、当院ではオンラインによる診療も行なっております。
詳しくは以下のページをご覧ください。

オンライン診療

味覚障害

  • 味覚障害の症状

    味覚障害の症状としては、味の判別がしにくくなる味覚減退や、味を感じることができなくなる味覚消失、味覚を感じる対象がないときに味を感じる自発性異常味覚、美味しさが感じにくくなる悪味症、特定の味だけを感じにくくなる解離性味覚障害などがあります。

  • 味覚障害の原因

    味覚障害の原因は多数存在しますが、亜鉛の摂取量が欠乏することや、口が乾燥して味を感じる味蕾(みらい)が正常に機能しにくくなることなどがあります。
    亜鉛の欠乏は食生活にも関係しますが、薬剤の作用によることもあるので、何らかの治療で薬を服用している場合は副作用を確認してみましょう。
    また、精神的にショックを受けた場合やうつ状態にあるときも味覚は低下することがありますし、加齢が進むほど起こりやすくなることも知られています。
    さらに鼻炎などで嗅覚障害を起こしている際にも、味覚障害を起こすこともあります。

めまい

  • めまいの症状

    一口に「めまい」と言っても、症状も原因もさまざまです。自分自身や天井が大きく回転するように感じるケースもあれば、身体がふわふわする症例や、目の前が暗くなっていくような場合もあります。また、難聴や耳鳴りが伴うようなめまいもあります。
    人体は、視覚情報のほか、三半規管や前庭などの内耳にある器官で平衡感覚や周囲との距離感などをセンシングしています。バランスをコントロールするのは脳の仕事ですが、三半規管や前庭に不調があれば、めまいが現れることがあります。耳鼻科でめまいの診療を行うのはこのためです。
    ただし、激しい頭痛を伴う場合やろれつが回らないときは脳の疾患が疑われるので、早急に脳神経外科などの診断を受けてください。

  • めまいを引き起こす耳鼻科疾患の例

    良性発作性頭位めまい症

    めまいの原因としては比較的多い疾患で、自分や周囲がぐるぐる回転するような不快感に襲われます。急激に立ち上がったときや下を向いたとき、寝返りを打った時など、頭部の位置変化が引き金となって起こるめまいで、聴覚に問題は起きないこと、比較的治療がしやすいことなどが特徴でもあります。
    耳にある耳石器と耳石に乖離が起こって三半規管側に入ることが原因といわれており、耳鼻科で診療できます。

  • メニエル病

    メニエル病もめまいを起こす疾患として広く知られています。
    発作がないときは全く無症状ですが、ぐるぐると回転するようなめまいが起こったときに、難聴や吐き気、耳閉感や耳鳴りを伴うことがあります。また、難聴、耳閉感、耳鳴りを繰り返す症例と、めまいや吐き気を繰り返すタイプに分けられることもあります。
    数分から数時間でおさまることが多いですが、症状が消えたかと思うとまた起こるという点もこの疾患の特徴です。
    心身が疲労しているときに症状が出やすいことは知られていますが、原因の特定には至っておらず、内耳の内リンパ水腫に関連するという説もあります。

  • 突発性難聴

    突然聴力が低下するだけでなく、めまいや耳鳴り、耳閉感などの症状も出ます。身体の疲労や精神的ストレスが関連することが多く、難聴、耳閉感、耳鳴りは数時間も継続することがあります。
    治療が遅れると回復しにくくなるので早期治療が重要です。

  • 慢性中耳炎

    内耳に炎症が起こり、慢性化してしまうとめまいを伴うことがあります。

  • 前庭神経炎

    難聴や耳鳴りは見られませんが、ぐるぐると回転するような激しいめまいが急に襲ってきて、数日間続く場合があります。まだ解明されていない部分が多い疾患ですが、風邪などの上気道の疾患にかかった後に発症することが多く、平衡感覚に関連する神経に炎症が起こることが原因という説もあります。

  • その他の原因

    脳腫瘍・頭部外傷・脳底動脈循環不全・起立性低血圧・薬物による内耳障害・自律神経障害・神経症・精神疾患・更年期障害などが原因の場合もあります。

顔面神経麻痺

  • 顔面神経麻痺の症状

    顔面神経麻痺は、顔の筋肉を動かす神経が麻痺する疾患で、表情のコントロールが難しくなったり、まぶたの開閉や水を飲む動作などがうまくできなくなったりします。また、難聴やめまい、涙や唾液の量が減る現象のほか、味覚障害を伴うこともあります。
    顔面神経麻痺は末梢性と中枢性の2つに大別することができます。
    数としては末梢性タイプの方が圧倒的に多く、ヘルペスウイルスに起因する場合がほとんどです。
    中枢性は脳出血や脳梗塞などの疾患に由来するものが多いです。

  • 顔面神経麻痺の原因

    顔面神経麻痺は、大多数がヘルペスウイルスによる末梢性のもので、突然顔の筋肉の制御が難しくなります。耳下腺がんや中耳炎に起因して発症することもありますが、それらはごく少数の症例です。
    頭痛や手足のしびれを伴う場合は脳卒中などに起因することがあるので、至急脳神経外科などに相談しましょう。

コロナ検査

コロナウィルス感染症における自費診療でのPCR検査のご要望が高まってきたこともあり、当院でも対応できるようにいたしました。

検査は完全予約制です。
必ずお電話でご予約をお願いします。

発熱・咳・頭痛などの症状がある方は、通常診察の時間外での対応となります。

※右にスクロールできます

検査方法 費用(税込) 所要時間
抗体検査 5,500円 30分
抗体検査 9,000円 30分
PCR検査(唾液) 22,000円 2~3日
PCR検査(鼻) 25,000円 2~3日

※証明書発行は1,100円で発行いたします。
※症状のある方は保険診療での検査を行います。